71/1000　瀬戸公園（神戸市東灘区）

瀬戸公園は、公園そのものの規模はさほど大きくはないのですが、野球場1面、サッカー場1面、オムニのテニスコート3面を備えた運動公園です。近所で草野球や少年サッカーをやっている方にはおなじみだと思います。
国道43号線を挟んでいるために気づきにくいですが、市立東灘体育館にも隣接しており、東灘区のスポーツ拠点と言ってよいところです。

目的がハッキリしていて、狭い敷地にスポーツ施設、管理事務所、駐車場など必要なものを詰め込んでいるため、花壇や木陰などはあまりありません。
また、休日にはスポーツ利用者の皆さんが公園内の通路なども占拠してしまうので、スポーツ以外の利用者にとっては、あまり魅力的な公園とは言えないと思います。
しかし、付近には別の公園もありますので、公園ごとの役割分担・機能分担だと言えます。

テニスコート

野球場

しかしそう言いながら、瀬戸公園は運動公園ではないもう一つの顔を持っています。
あまり目立たないのですが、野球場などのあるブロックから100ｍほど離れた下水道施設の屋上が、じつは瀬戸公園（屋上）なのです。

「カッコ屋上」という呼び名は珍しい

急な坂道を上りきった先には、屋上とは思えない広々とした芝生広場があります。
大きな建物の２階の屋上にあたる高さなので、けっこう見晴らしもよく、気持ちのよいスポットです。

屋上の芝生広場

とは言え、まわりの道路からはまったく見えず、その存在もあまり知られていないのでしょうか、少々荒れた感じの公園になっていました。
最近、ニューヨークでは高架鉄道跡を公園にした空中公園「ハイライン」が人気だと聞きますので、ここも一工夫、存在感をアピールする必要があるように思いました。