113/1000 武庫川団地の公園(兵庫県西宮市)

2012/08/25

西宮市 土俵 武庫川団地 兵庫県

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武庫川河口の西側、戦前は鳴尾ゴルフ倶楽部や川西航空機の工場などとして使われた土地に日本住宅公団(現在のUR都市再生機構)の武庫川団地が誕生したのは1979年。現在は46haの敷地に7,236戸(URのHPより)を抱える巨大団地となっています。

今になって年次だけを見ると、すでに高度経済成長期は終わり、ベビーブームも終わって人口減少へと向かう転換期にあたるのですが、計画をしていた段階では高度経済成長まっただ中。団地供給のスペシャリストだった住宅公団が誕生させた気鋭の団地だったことと思われます。
そういうわけで、武庫川団地には、当時の巨大団地における人の住まい方、暮らし方に関する様々な設計思想が盛り込まれています。
現在の武庫川団地は、32棟の高層住宅群全体の愛称が「レインボータウン」で、それが「みどりのまち」「樹のまち」「はなのまち」「あおぞらのまち」の4ブロックに大きく分かれています。
4つのブロックは、それぞれに「石の広場」「木材の広場」「レンガ広場」「金属の広場」という広場を持ち、さらに野外ステージのある「森の広場」、アスレチック遊具のある「芝生の広場」があります。そのほかに、住戸の間には小規模な遊具広場が所々に置かれています。

と言いながら、そこら辺の設計思想については門外漢ですし、30年以上たつ間に色々とリニューアルもされていると思うので、団地内の公園の現在だけを見てみましょう。

武庫川団地の概略図(UR武庫川団地のページ)

なかでもユニークなのは、遊具広場の巨大遊具。今の時代では、なかなか思いつかない「大量供給」っぷりが魅力です。

まずは超ロング、8連×2ブランコ。
通常の公園に置かれているものが2連もしくは4連ですので、その並びっぷりが知れようというものです。

以前は2つの8連の間も埋まっていて驚異の20連ブランコ(18連?)だったものが、真ん中の部分が電柱に近くて危なかったために外されてしまったという噂も耳にするのですが、実際のところはよく分かりません。でもそれが本当なら、できれば電柱を動かして欲しかった!

次はジャングルジムと滑り台の複合遊具。
滑降部が2連になっている滑り台はよくありますが、ここは3連。おまけにジャングルジムのてっぺんからしか滑れませんので、順番待ちの行列ができることはなかったでしょう。

ジャングルジムだとしても、かなり大きめです。

しかし巨大ジャングルジムと言えば、こちら。団地のシンボルであるレインボーカラーに塗り分けられた一品です。
ざっくり60平米ほどはありますので、都会の戸建てなら一軒分の敷地。いったい何人で遊べるものかと驚かされます。

一列をずっと奥まで見つめていると、虹の彼方に吸い込まれそうになります。

遊具広場以外でも、「森の広場」にある野外ステージは、数百人は座れるスタンド席もあって、なかなかのもの。団地華やかなりし頃には、アイドル歌手なんかも呼んでイベントが開かれたのではないでしょうか。

「森の広場」自体も落ち着いた疎林が育っており、林下でノンビリすることができそうです。ピクニックにちょうど良いですね。

そしてカバーが掛けられてわかりにくいのですが、森の下には土俵。よく見ると、欅の木には東・西の印が付けられています。
今の時代では思いもつきませんが、当時の公団住宅では住民の娯楽・交流の場として土俵が導入された団地が何ヵ所もあるそうです。
もう長らく使っていない雰囲気ですが、もう一度有効に使えないものでしょうか。着替える場所や控室がないので団地外の人に使わせるのは難しいでしょうが、住棟対抗相撲大会とか...

団地中央の商業施設「メルカードむこがわ」の 中央広場。ここはデッキ構造の立体交差になっており、2階を歩行者や自転車が通り、1階の広場を囲むように飲食店などが並びます。広場は、最近リニューアルされたようです。

この時は団地の半分くらいしか回れませんでしたので、次の機会を見つけて残りも回ってみたいと思います。
(2012年6月訪問)

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