523/1000 野尻公園(東京都足立区)

2013/12/04

身近な公園 足立区 東京都

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No.522の毛長公園の東端に隣接して、野尻公園があります。
野尻公園(東京都足立区)

ここも区画整理で生まれたような三角地の小公園で、全体的に古ぼけてはいますが、一面が草敷きで気持ちの良い広場になっているうえ、周りに高い建物が無く視界が開けているので、ノンビリするにはけっこう良いところだと思いました。
その証拠に、あたりには休憩中の営業車がたくさん止まっていました。
野尻公園(東京都足立区)
野尻公園(東京都足立区)

園内には何本かサクラが植えられていますが、これは足立区の各所に植えられている「ワシントンからの里帰り桜」だということです。
案内板の両脇にある2本のサクラがそれだと思うのですが、昭和56年(1981)に帰ってきてから30年にしては育ちが悪いという印象です。もしかすると、さらに接ぎ木をして代替わりしたものかも知れません。
野尻公園(東京都足立区)

●現地の解説板より『ワシントンからの里帰り桜』
 足立区江北の一帯は、「荒川の五色桜」と呼ばれた桜の名所でした。「五色桜」とはソメイヨシノの他に、当時、珍しかったヤエザクラなどの品種が混植されていたため、白や黄色、淡紅色、濃紅色などに彩られ、五色の雲がたなびく如く見えたところからこの名が付いたと言われています。
 明治45年、当時の東京市長、尾崎行雄が日米友好の証として、12品種3千本の桜苗を、首都ワシントンに贈った話は有名ですが、このときの桜が「五色桜」でした。その後、ワシントンのポットマック公園は世界的な桜の名所となりました。しかし、本家の「荒川の五色桜」は、堤防工事や公害の影響で衰退してしまいました。足立区では、この由緒ある「五色桜」を復活させるため、区政五十周年記念事業ととして、「桜の里帰り」を計画しました。そして昭和56年2月、多くの関係者の努力と米国の協力により、主としてポットマック公園の桜から枝を採取し、35品種3千本の「桜の里帰り」が実現しました。ここに植えられている桜は、この里帰りした桜の一部です。区内の緑化、美化のために、みなさんで大切に育てていきましょう。

足立区

(2013年9月訪問)

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