すぐ隣には、旧・明倫小学校の円形校舎があります。
1970年代の空撮を見ると、この円形校舎、隣の白い建物（これも多分、旧校舎）と公園の敷地は一体のものになっており、公園部分は元々は校庭だったようです。
山がすぐそばまで迫ってきており、大きく育った樹に滑り台が飲み込まれそうな勢いです。
近くに寄ってよく見ると、滑り台の奥は墓場になっていました。
滑り台のほかには、ブランコ、雲梯、ラダー遊具など、昔ながらの質感の遊具が並びます。
ところで、件の円形校舎は、小学校が移転した後ずっと公民館として使われていたのですが、それも廃止され、解体されることが決まっていました。しかし地元有志が保存活用のために会社を立ち上げ、ここを「円形劇場フィギュアミュージアム」として活用する取り組みが進められています。
報道によれば、その会社に対して経産省の補助が付いたことで建物改修にめどが立ち、早ければ2018年（平成30年）4月にも開業するということです。
隣の建物が賑わうようになれば、また違った景色を見せるようになるかも知れない鍛冶町児童遊園地でした。
（2017年2月訪問）
【2018年8月追記】
開業した円形劇場フュギアミュージアムへ行ってきました。放ったらかしで草臥れていた建物が、こんな風に蘇りました。
中の展示は、実際に訪ねてみてください。
屋上にも出られるようになって、鍛冶屋町児童遊園地を見下ろすことができるようになりました。
いまのところ公園内は、それほど違った景色を見せるようにはなっていません(笑)
■明倫教育発祥の地
倉吉市立明倫小学校は、明治42年創立され翌明治43年この地鍛冶町一丁目に校舎が落成した。以来昭和51年6月まで各方面のご協力を頂きながら数多くの志を育て明倫教育の基礎伝統が築き上げられた。
明倫に連なる人々のよりたくましく成長し歩み続けられるようこいねがい創立80周年を記念しこの碑を建立する。
0 件のコメント:
コメントを投稿