1729/1000 新治里山公園(横浜市緑区)

2018/03/09

横浜市緑区 神奈川県 身近な公園 里山

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No.1728 新治公園の峠を越えてやってきた横浜市緑区の新治町(にいはるちょう)では、近隣で住宅開発が進んだ中に計画的に農地や里山が残されています。
新治里山公園は、そうした地区の谷戸の一角を使って農家建物の保存や里山の管理・活用を行ない、その奥に続く「新治市民の森」の入口ともなっている公園です。

上の写真は道路を挟んで二分された公園敷地のうち北側にある部分なのですが、尾根の南斜面にあたっており、数十段ほどの階段を登りきれば、No.1725 十日市場南公園のあるUR団地に出ます。

明治の地図を見ると、付近は「旭谷(あさひやと)」と記されており、現在のUR団地がある北向き斜面と比べて、朝から陽あたりが良い場所として農家暮らしには適した場所だったのではないかと思います。

さて、現在の公園内。
長らく地域にお住まいだった方から寄贈を受けたという「旧奥津邸」の家屋敷が保存されています。下写真は寄棟造りの主屋。外見的にはそれほど古いものには見えまず、伝統工法で建てられた「立派な農家の建物」という正面顔をしています。

こちらの長屋門は、もっと古いものでしょう。

門をくぐると柿の木があり「熟柿落下注意」の看板が。
実際に頭に当たると嫌になるでしょうが、今どき「頭の上から柿の実が落ちてくる」というのも貴重な経験のようにも思います。

門の裏側に回ると、部屋の中では落葉アートの作品展が開催されていました。

お庭も広くて気持ちが良さそうです。

旧奥津邸は谷を見下ろす南斜面にありますが、その谷底が公園としてアクティブに使えるブロックになっています。

旭谷戸広場と、木工や料理などに色々使える施設「つどいの家」。

上流側にある池。ここから園内を通る谷川が流れ出しています。

公園事務所の裏手には、薪の材料や栗などが集められてました。みな園内で採れたものと思われます。

後半駆け足になったのは、旭谷戸広場にいる時に仕事の電話がかかってきたからです。
もう少しのんびりしたかった新治里山公園でした。

新治里山公園(にいはる里山交流センター)HP

(2017年11月訪問)

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